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4月18日第3回「奈良の声」読者会お知らせ~読者が開く読者の集い

浅野善一

西奈良県民センター跡地利用、進展なくあらためて要望書 住民団体、無償譲渡か貸し付け求め県に

要望書を手渡す「西奈良県民センター跡地利用を考える会」の人(中央)=2026年4月17日、奈良市内、浅野善一撮影

要望書を手渡す「西奈良県民センター跡地利用を考える会」の人(中央)=2026年4月17日、奈良市内、浅野善一撮影

 奈良市登美ケ丘2丁目の西奈良県民センター跡地の利用を巡る問題で、住民でつくる「跡地利用を考える会」(川島信彦世話人代表)は4月17日、山下真知事に宛てて、あらためて要望書を提出した。市が跡地を有効活用できるよう無償で譲渡か貸し付けを行うよう求めた。同会は2023年11月に約3000人分の署名を提出しているが、進展がない。

 県管財課が市内の施設で応対した。同会からは川島世話人代表ら7人が出席、要望書を手渡し、内容を説明した。

 この中で同会は、跡地を巡っては前知事が奈良市に対し、活用の意向の有無を確認したが、市から回答がないまま今日に至っているとした。原因は県が市に対し、無償で譲渡することも貸し付けることもできないとしているためと主張。県民センターが果たしてきた公民館的なサービスは市が行うべきとするなら、県は市がそれをできるよう措置を講じるべきと訴えた。

 これに対し管財課長は「今日初めて要望書を拝見させていただいた。今すぐ回答するのは難しい」とした上で、「県有地の無償譲渡はどこの市町村に対してもしていない。減額が県の規定。貸し付けは何をするのかというのがないとできない」と説明。奈良市に対しては利用の仕方を尋ねているがまだ答えがなく、どうするか決められない状態だと述べた。

 同会は「私たちの声を反映してほしい。知事に要望内容を伝えていただきたい」と求めた。

筆者情報

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奈良県立大渕池公園西地区。右奥はバリアフリー化が図られたトイレ。手前は停止したままになっている噴水=2026年1月20日、奈良市大渕町、浅野善一撮影

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