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地域の埋もれた問題に光を当てる取材と報道


記事の訂正

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視点)戦後80年 「古都奈良、戦禍免れた」恩人説再考 ウォーナー供養塔と五條空襲の惨劇(2025年10月6日)

 記事中の淺川肇・元談山神社禰宜の経歴と談話に関し、不正確な記述があるとご本人から指摘があり、2025年10月23日付で修正しました。淺川さんは「訂正は不要」と話しましたが、淺川さんのユニークな経歴と文化財についての思いをより正確に伝えるため修正しました。

修正箇所1

【元の記事】淺川さんは戦後、学業を終えると、滋賀県大津市の近江神宮の職員になった。

【修正後】淺川さんは戦後、大学を中退し、病気静養や10回の転職を経て42歳で滋賀県大津市の近江神宮の職員になった。

修正箇所2

【元の記事】10数年前には、桜井市内の小学校が戦争体験者のお年寄りを招き、特別授業を実施したところ「ゲストの高齢者の一人が『太平洋戦争で良いこともあった』と児童に話し、教諭は大変困ったという顔をしていた」と淺川さんは回想する。

【修正後】桜井市内の小学校では、コロナ渦で中断するまで毎年、5、6年生を対象に戦争体験者の特別授業を実施していたが、「中には『太平洋戦争で良いこともあった』と児童に話す人もいて、教師は大変困ったという話しも聞いた」と淺川さんは回想する。

修正箇所3

【元の記事】「今日、巨額の公費を投じた文化財の修復(建造物)については、自国から大木を調達することが困難となり、他国の地域から巨木を調達することになるが、これでよいのかと思うことがある。今から20数年前、来襲した大型台風で談山神社の鳥居が倒壊し、思案の末、コンクリートで再建した。信仰には影響はなかった。文化財は建物の維持が重んじられているが、まず寺や神社で働く地位の低い人たちの賃金はどうしたら上がるのか、市民と政治はそうした視点を持つことが大事だ」

【修正後】「今日、巨額の公費を投じた文化財の修復(建造物)については、日本国内で大木を調達することが困難となり、他国から巨木を調達することになるが、これでよいのかと思う。どちらにせよ地球の貴重な森林資源で、しかもやがては木造建設物は朽ちるのだが、これを繰り返している。今から20数年前、来襲した大型台風で談山神社の鳥居が倒壊し、思案の末、鉄鋼製品で再建した。信仰に影響はなかった。

 寺社の文化財は建物の維持が重んじられ、修理の際に巨額の公費が投入されている。ありがたいことではあるが、寺社が威容を誇ることは本来の宗教精神とはまったく別物です。現在、寺社の経営・維持に問題は山積するが、一つには、まず寺や神社で働く地位の低い人たちの賃金はどうしたら上がるのか、市民も政治もそうした視点を持つことが大事だ」

奈良県開催・日韓交流K-POP公演 県民限定、本人確認にマイナカード 県の保有率8割、申し込み方法に不満の声(2025年10月2日)

 当初の記事にある「奈良県のスマートフォンの利用者の割合は74.7%」を「奈良県のインターネット接続端末としてのスマートフォンの利用者の割合は74.7%」に訂正します。引用した総務省の白書の記述の確認が不十分でした。「スマートフォンの利用者の割合」に代わるデータとして「スマートフォンの世帯保有率」を追加しました。2025年10月2日付で記事を修正しました。

コラム)水野さんのたこ焼きと福祉の基本/政治と憲法の風景・川上文雄…9(2021年1月15日)

 筆者が本コラムの執筆に当たって根拠にしたのは、筆者が掲載の2年前に得た情報でした。その情報の内容が掲載当時も継続しているかどうかを確認していませんでした。2025年9月12日付で本コラムの冒頭に筆者の「おわび」を掲載しました。

奈良県橿原文化会館の存続を 署名活動に2万5000筆 知事の閉館方針受け(2025年6月30日)

 当初の記事では「整備中の奈良市登大路町の県文化会館(国際ホール1200席)」としていましたが、2025年7月8日付で「整備中の奈良市登大路町の県文化会館国際ホール(整備前1313席、整備後1100席)」と修正しました。整備で席数が減ることを把握できていませんでした。「1200席」は整備後の立ち見100席を含んだ数です。

奈良市、自治会交付金の返還命令2件 申請世帯数、実際の加入数と懸け離れ 2020年の不正発覚で制度見直し後(2025年6月7日)

 当初の記事中にある「返還命令4件」はその後の取材で、交付金申請書の自治会加入世帯数が実際より多かったことが判明した事例のみの数であると分かりました。返還命令全体の数は102件でした。大半は実績不足によるものでした。2025年7月4日付で記事を更新しました。 記事へ

奈良市高畑町、ヴォーリズ設計の古屋敷巡り保存運動(2025年5月16日)

 当初の記事では、栗盛吉蔵が秋田に帰省した理由について「疎開のため郷里に戻り、戦後もそのまま大館市に住み続けた、との情報もある」としていましたが、「疎開」ではなく、家族の事情によるものでした。この件に関する取材先から訂正がありました。2025年5月20日付で記事を修正しました。

採決で賛成した議員が賠償金負担 奈良県香芝市、出席停止「違法」国賠訴訟判決で求償(2025年2月21日)

 市が賠償金の求償先とした9議員がいずれの議員であるか、関係者の話から判明しましたので、2025年2月27日付で記事の末尾に追加しました。

検証)奈良・平城宮跡隣接の住宅地、歴史公園計画に翻弄される 立ち退き後に知事代わり、体験施設が白紙に(2024年12月12日)

 目次「県営公園区域として宮跡隣接地を取り込み」の6段落目「『奈良の声』はこれについても開示請求で入手した」とあるのを「同省のホームページで公開した」と改めました。当時の情報の入手経緯について取材メモなどを十分に確認をしていませんでした。2024年12月15日付で記事を訂正しました。

職員が交付申請を代行 奈良県安堵町、廃棄物排出組合への補助金問題 職務外「慣例的に」(2024年11月10日)

 記事の4段落目の末尾に以下の文を追加しました。「同部長は『組合は町とは別の組織で、交付申請は組合の職務』と話した」。2024年11月11日付で記事を修正しました。

奈良県安堵町に補助金221万円返還命じる 廃棄物排出組合への違法支出問題 県、過去分さかのぼり(2024年10月31日)

 当初の記事では、安堵町から県への廃棄物処理の実績報告の際、町は「処理量、処理費」について推測値を報告していたとしていましたが、県が問題としたのは「処理量」でした。「処理費」を削除しました。県廃棄物対策課への確認が不十分でした。2024年11月1日付で記事を修正しました。

控訴審判決、今週にも確定 奈良県香芝市議会の出席停止巡る訴訟 処分内容踏み込み問題点指摘も(2024年9月9日)

 9月9日付の当初の記事では、大阪高裁の控訴審判決について「今週にも確定する見通し」と報じていましたが、実際に確定したのはその次の週の9月18日でした。上告の期限は2週間ですが、当事者が判決文を郵送で受け取る場合は送達を受けた日の翌日から起算します。この送達の期間を考慮していませんでした。2024年9月21日付で記事を修正しました。

控訴審判決、今週にも確定 奈良県香芝市議会の出席停止巡る訴訟 処分内容踏み込み問題点指摘も(2024年9月9日)

 当初の記事では6段落目の冒頭部分を「奈良地裁は、出席停止処分が陳謝拒否を理由に行われた場合は陳謝処分を審査の対象とできると判断」としていましたが、より丁寧に説明するため「奈良地裁は、出席停止処分が陳謝拒否を理由に行われた場合は『陳謝の懲罰の適法性、相当性も審査の対象としなければ…(最高裁判決が)出席停止の懲罰を審査の対象とした趣旨が損なわれ』ると判断」と改めました。2024年9月12日付で記事を修正しました。

議長が市長の3つの諮問機関の会長 香芝市、意見の偏りや二元代表制の形骸化懸念 在り方に統一的な決まりなし(2023年10月15日)

 当初の記事では香芝市防災会議を市付属機関設置条例に基づく付属機関としていましたが誤りでした。市防災会議は災害対策基本法に基づいて設置される機関で、市の防災計画を作成し、その実施を推進するほか、市長の諮問に応じて市の防災に関する重要事項を審議します。2024年6月6日付で記事を訂正しました。

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