ジャーナリスト浅野詠子
平群メガソーラー建設現場、盛り土また崩落 前日に激しい雨 住民、奈良県に対応を要請

盛り土が崩落した大規模太陽光発電所建設現場=2026年6月27日午前7時ごろ、奈良県平群町、住民提供
奈良県平群町の山林で建設が進む大規模太陽光発電所(メガソーラー)の現場で6月27日早朝、盛り土が崩落しているのが見つかった。見つけた住民は町役場に通報した。県内では前日、梅雨前線の影響などで激しい雨が降った。
住民の話では洪水調整池のすぐ上の盛り土が長さ約50メートル、幅約5メートルに渡って崩れた。崩れた土砂の量は数百立方メートルから1千立法メートル程度とみられる。造成工事が完了している場所という。現場から人家までは約800メートル。
崩落が始まったのは26日ごろといい、このため住民は同日、県秘書課を通じ山下真知事宛ての文書で「関係部署に指導して」と対応を要請していた。
同発電所の建設を巡っては、土砂災害などを懸念する住民が県の開発許可取り消しを求めた裁判を起こし、その控訴審判決が6月18日にあり、大阪高裁は県に許可取り消しを命じている。
建設現場で盛り土の崩落や土砂の流出が起きるのは4度目。原告で「平群のメガソーラーを考える会」代表世話人の須藤啓二さんは「事業者は崩落した所を補修するだけで根本的な基盤からの改良を行っていない。県は状況を早く確認して対策を指示する必要がある」と話した。
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